もつ料理で食事ができる「食堂 いしん」@杉戸/春日部境界

 久々に新らしい店を紹介…、と言っても開店したのは随分前だが、杉戸と春日部の境目付近の旧4号沿いに、かなり庶民的な佇まいで営業している「食堂 いしん」さん。その後Youtubeに紹介されたらしく、やたらと混んでいたので敬遠していたが、先日通りがかった時に珍しく空いていて、ようやく看板メニューの「もつ煮定食(800円)」を食べられたので、改めてご紹介。

 この「いしん」というお店は元々、春日部駅の近くで、もつ焼きやもつ煮、もつ鍋が人気の飲み屋さんをやっているので、もつ煮の味自体は間違い無し。ちょっととろみのついた汁たっぷりのもつ煮は、臭みも無く柔らくて美味しくいただける。そこまで味が濃くないので、具を中心にご飯を2/3くらい食べてから、汁にご飯を投入して最後まで堪能するのがお勧め。メチャクチャ量が多い訳では無いが、十分にボリューム感は有るし、このご時世で800円というのはかなりお得。

 どうせ汁をかけて食べるつもりなら、最初からもつ煮丼で良いじゃん、というのもあながち間違いじゃない。「もつ煮丼大(850円)」だとかなりボリューミーだし、丼だとご飯の具の間に煮込んだ厚揚げが仕込まれているので、味の変化という意味でも悪くない。ただ、このもつ煮の味付けだと、大盛りご飯には少し薄味な感じがするので、個人的には定食の方が好みかな…。あと、この時は生卵が付いたけど、ネットの写真等を見ていると、必ずしも生卵が付くという訳でもなさそう。

 土日限定で朝食時間帯から店を開けていて、その時だけ「朝定食(650円)」というメニューも有る。ミニもつ煮か焼豚目玉焼きを選べるが、ハムエッグのハムが焼豚になっている後者の方が朝食っぽいかな…。朝の時間帯じゃ忙しいだろうから、目玉焼きはまとめて作っておいても良いんじゃないかと感じるけど、ちゃんと毎回注文後に焼いているのはポイント高い。

 最近は卵が結構高いので、卵2つの目玉焼きだとちょっと贅沢な感じ。納豆も今どき珍しいくらい大粒のしっかりしたものだし、ご飯もお味噌汁もちゃんとしているので、コスパも悪くない。開店当初は平日も朝営業していたけど、今は土日祝だけになったので、それならミニもつ煮と焼豚目玉焼きの両方を付けたセットを設定すれば、もっと人気になりそうな気もする。