『雑煮』の後は『七草』メニュー? 鶏とせりうどん@幸手・もりたさん

 幸手市うどん屋「もりた」さんは、新年3ヶ日を休まず営業した後、4日から8日までがお正月休み。でも、そのお休み明けの週も、新年メニューの『雑煮うどん』は出ていたみたい。月曜定休日明けの16日以降も出るのかどうかは分からないけど、とても面白いメニューなので、次に行った時にまだ出ているようなら、もう一度食べてもいいかな…。

 それは別にして、冬休みが明けた後の週末に出ていた限定メニューは、その『雑煮うどん』の他に、『鍋焼きうどん』『餅チーズカレー鍋焼きうどん』『鶏とせりうどん』の3種類。その中でこの日は、この時期だと七草粥を意識したメニューなのかな…という事で、 『鶏とせりうどん』をチョイス。

 薄い色合いのおつゆに白い鶏肉とエノキという、全体的に薄い色合いの上に、緑色のセリがたっぷり載って、何とも色鮮やか。そのセリと柚子の香りと風味が豊かで、久しぶりにノーマル和風なおつゆの美味しいおうどんでした。 

 ついでと言っては何だけど、昨年の内に食べていた和風以外の変わり種メニューの写真を2種類ほど。一つ目はクリスマスの時期に出ていた、赤と白のクリスマスカラーを意識した『モッツァレラチーズとミネストローネ風うどん』。味変用の粉チーズとタバスコも付いてスープパスタ風だけど、パスタよりスープと良く絡むので、うどんとの相性は結構良い感じ。ミネストローネ風に角切り野菜がたっぷりで、ベーコンと鶏肉も入っているので、満足感の高い一品。

 もう一つは年末に、SNSには掲載されていなかった隠し玉的な『ワンタンうどん』。カルボナーラうどんやミートソースうどんと並んで、変わり種メニューとして時々出てるメニューだけど、この日は不意打ちで店内にだけ掲示されていたので、これ幸いと注文。味としてはコショウも振りかけられて、ラーメン風と和風の折衷みたいなスープに、ツルンとしたワンタンがたっぷり8個くらいトッピング。もちもちのうどんとの食感の対比も楽しいし、ワンタン単体として見ても美味しいので、かなりお勧めのメニュー。

 

杉戸町・雅楽の湯の意外でお得な穴メニュー

 この寒い時期、週末の時間潰しも兼ねて割と良く行くのが日帰り温泉。春日部・野田・境・古河辺りにも結構色んな施設が有るけど、その中でのお気に入りは埼玉県杉戸町の「雅楽(うた)の湯」さん。

 規模としては中程度で、サウナとか岩盤浴も有るけど、ここが良いのは何と言っても露天風呂。景色が良い訳では無いけど、田んぼの中にポツンとある施設なので、塀が低くて開放感が抜群。いくら広くても、高い塀に囲まれていると閉塞感が有るので、それに比べるとのびのびした気分になれる。

 露天風呂と並んで、お食事処にも力が入ってる。呼び物はビュッフェで、ホテルのような豪華なメニューは無いけど、地元野菜を使ったメニューと十割そばが特徴。場所柄から一人でも入り易いので、昔の1000円台前半だった頃は良く利用したけど、このご時勢で値上げが続き、最近ついに1900円になってしまった。

 という訳で、最近はビュッフェじゃ無い方の食事処を利用するの機会が増えた。独自開発メニューの「たまふわカレーうどん」や、十割そばのセットメニューが人気で主力のようだが、やはりこちらも値上げが進んでおり、内容が豪華になる代わりに1000円を超えるメニューが主体になっている。

 そんな中、割と気に入っていて良く食べているのが、写真の「サラダそば」。本来はうどんのメニューだけどそばにも変更できるので、ここの売り物の十割そばの方で頼んでいる。一人前?のそばに、ツユの味はゴマダレとドレッシングの中間のような感じ。そこに具として野菜サラダ・海藻サラダ・枝豆・コーン・ツナ・卵が乗っていて、彩りもボリューム感も結構ある。基本内容は昔から大きく変わらないが、最近になってゆで卵が鶉卵になったのは、鶏卵高騰の影響かも。

 最初に添えられているマヨネーズでサラダ類を食べて、その後にそばを食べる感じになるので、麺類としては時間を掛けられるし、冷やしメニューなのもゆっくり食べるのに向いてる。そば通の方には邪道過ぎて受け入れられないだろうけど、これはこれで悪くは無い。値段もずっと850円で据え置きなのがありがたいが、サラダもそばもビュッフェと相互流用できるので、安価にできるのかな?

 見ているとあまり頼んでいる人は居ないみたいだけど、意外な穴メニューかも。

 

新年恒例の「雑煮うどん」

 新年あけましておめでとうございます…、と書いて良いのかどうか迷うほど、年明け早々に大地震と航空機事故が起こってるが、果たして今年はどんな一年になるのやら…。正月は実家で親の顔を見て過ごし、2日にこっちに戻ってくる予定だったが、実家でもそれなりに揺れたので、一応3日の朝まで様子を見てから戻ってくることに。

 そのおかげで時間帯が早かったこともあって、高速道路の渋滞にも合わず、お昼ごろに自宅に帰着したので、そのまま昼食は幸手の「もりた」さんへ。というのも、お店のXによれば4日から8日までお休みという事なので、その前に新年の年明けうどんという事で。頼んだメニューは、昨年もやっぱり食べてた「雑煮うどん」。白みそ仕立てのおつゆに色々な具材が入った中に、あんこ入りの丸餅がドーンと鎮座した、見た目にはかなりインパクトのある仕上がり。

 香川県では餡入り餅のお雑煮が定番らしいけど、実際に現物を見たことが無いので、こういう感じなのかは分からない。餡入り餅は一口で食べるようなサイズではないので、食べてる途中であんこと白みそのおつゆが混ざっちゃいそうだけど、実際にはあんこが溶けることもなく、そんなに変なことにはならないみたい。よっぽど「甘いものとしょっぱいものを一緒に口に入れるのは許せない!」と言う人でなければ、十分美味しく食べられると思う。

 このメニューは正月向けだろうけど、ひょっとしたらお店のお休み明けにも出るかもしれないので、香川風の不思議な味を試してみたい方は、お店のXをご確認の上、お出かけしてみてはいかが?

 

「和」なみぞれあんかけ餅天うどん と 「洋」なクリーム系うどん

 今週は久しぶりに、金曜の晩に幸手うどん屋・もりたさんへ。ちょうどメニュー更新の端境期に当たっているのか、限定メニューはちょっと少なめ。この日はかけ系のメニューを食べたい気分だったので、「しらす明太釜玉/冷玉うどん」はパスし、さりとて「もつ煮鍋焼きうどん」というほど寒くも無いしなぁ、という事で、割と長い間設定されてるけど、これまで食べそびれていた「みぞれあんかけ餅天うどん」を発注。

 結構時間が掛かって出てきたうどん(写真上側)は、相変わらず店内掲示メニュー(写真下側)よりも器一杯で、かなりボリューミー。器が違うので一概には言えないけど、とにかく大盛りにする必要を感じない量なのは間違いない。というか、本当にこっそり大盛りになっているのかも。

 肉や魚っ気が無いメニューなので物足りないかとも思ってたけど、おつゆが大根おろしのあんかけなので、想像以上に食べた感は有るしお腹に溜まる。あんかけで冷めにくいせいもあって、いつも以上に「食べても食べてもなかなか減らない」という感じだった。味としては純粋に「和」だけど、食べた感じはある意味「和風のポタージュ」みたいな印象でもあるメニューでした。

 おつゆに特徴が有るという事で、以前に注文していた、洋風なクリーム系うどんも2種類ほど紹介。写真左は秋のメニューだった「秋鮭ときのこの明太クリームうどん」で、味のタイプとしてはこのお店の看板メニューでもある、豆乳と明太子を使った「幸手うどん」の変化版みたいな感じ。鮭の天ぷらが結構大きくてボリュームが有るし、トッピングも秋らしく、サツマイモの細切りを挙げたものと、随分手の込んだ芸の細かいメニュー。

 写真右は、冬に時々出てくる「クラムチャウダー風うどん」。以前注文した時は、もっとクリームっぽい感じだった記憶が有るけど、今回はどちらかというとポタージュとかシチューっぽい感じかな…。粉チーズも掛かっていて、洋風というかパスタ寄りのメニューだった。とはいえ、どちらもちゃんとうどんと合うような味になっているのはさすがという感じ。

 

もつ料理で食事ができる「食堂 いしん」@杉戸/春日部境界

 久々に新らしい店を紹介…、と言っても開店したのは随分前だが、杉戸と春日部の境目付近の旧4号沿いに、かなり庶民的な佇まいで営業している「食堂 いしん」さん。その後Youtubeに紹介されたらしく、やたらと混んでいたので敬遠していたが、先日通りがかった時に珍しく空いていて、ようやく看板メニューの「もつ煮定食(800円)」を食べられたので、改めてご紹介。

 この「いしん」というお店は元々、春日部駅の近くで、もつ焼きやもつ煮、もつ鍋が人気の飲み屋さんをやっているので、もつ煮の味自体は間違い無し。ちょっととろみのついた汁たっぷりのもつ煮は、臭みも無く柔らくて美味しくいただける。そこまで味が濃くないので、具を中心にご飯を2/3くらい食べてから、汁にご飯を投入して最後まで堪能するのがお勧め。メチャクチャ量が多い訳では無いが、十分にボリューム感は有るし、このご時世で800円というのはかなりお得。

 どうせ汁をかけて食べるつもりなら、最初からもつ煮丼で良いじゃん、というのもあながち間違いじゃない。「もつ煮丼大(850円)」だとかなりボリューミーだし、丼だとご飯の具の間に煮込んだ厚揚げが仕込まれているので、味の変化という意味でも悪くない。ただ、このもつ煮の味付けだと、大盛りご飯には少し薄味な感じがするので、個人的には定食の方が好みかな…。あと、この時は生卵が付いたけど、ネットの写真等を見ていると、必ずしも生卵が付くという訳でもなさそう。

 土日限定で朝食時間帯から店を開けていて、その時だけ「朝定食(650円)」というメニューも有る。ミニもつ煮か焼豚目玉焼きを選べるが、ハムエッグのハムが焼豚になっている後者の方が朝食っぽいかな…。朝の時間帯じゃ忙しいだろうから、目玉焼きはまとめて作っておいても良いんじゃないかと感じるけど、ちゃんと毎回注文後に焼いているのはポイント高い。

 最近は卵が結構高いので、卵2つの目玉焼きだとちょっと贅沢な感じ。納豆も今どき珍しいくらい大粒のしっかりしたものだし、ご飯もお味噌汁もちゃんとしているので、コスパも悪くない。開店当初は平日も朝営業していたけど、今は土日祝だけになったので、それならミニもつ煮と焼豚目玉焼きの両方を付けたセットを設定すれば、もっと人気になりそうな気もする。

不定期に出現するミートソースうどん(+その他もろもろ)@自家製うどん もりた

 最近、確実に週一では出掛けているというか、金曜の晩御飯のデフォルトとなりつつある、幸手市の「自家製うどん もりた」さん。この日も店内に貼り出されている限定うどんをチェックすると、SNSには出ていなかった「炙りチーズチキンクリームうどん」が有ってかなり迷ったが、これまで何度か限定メニューで食べ逃していた「温玉&チーズ ミートソースうどん」の方をチョイス。これまで何度も「今度食べよう」と思っているうちに終売になってしまったので、今回は無くなる前に頼んだら、やっぱり木・金・土で売り切れてたみたい。

 うどんにミートソースと言うと、なんかキワモノっぽくも感じられるけど、どんな工夫が有るのか分からないが、良く馴染んでいてとても美味しい。しかも、みじん切りの色んな野菜がたっぷりで、思った以上に食べ応えが有るので、人気が有ってリピートメニューになるのも納得の一品だった。

 ただ、明らかにメニュー写真より全体量が多く見えるので、やっぱりサービスで、デフォルト大盛りになっているのかも…。なので、この写真と比べて「こんなに多くなかった」とかいうクレームはご容赦を。もし本当にこの量が普通盛だとすると、おそらく食べきれない人が出てくるだろうとは思う。

 その他、最近注文していたうどんの写真をいくつか。冬も近づいてきて、暖かいおつゆのうどんが美味しい季節なので2つほど。

 左は「濃厚味噌肉うどん」で、過去にも何度か出てたような…。見た目からも想像できる通り、濃厚味噌ラーメン風の一品。個人的には、濃厚過ぎるスープはラーメンに合わないと感じるので、味噌煮込みにも近いようなうどんの方が合うと思う。

 さらに右は、先週くらいに初めて出ていた「ガリバタ きのこあんかけうどん」。キノコのガリバタ炒めっぽいのかと思いきや、和風のあんかけうどんの上に、薬味的にガリバタが乗っていて、想像以上に相性の良い組み合わせなのはビックリ。キノコだけだとちょっと物足りないかと思ったが、鶏肉も入っているし、あんかけ出汁なのも有って、お腹一杯になるメニューだった。

 こちらはかなり前に食べていた、つけ汁うどん系の2品。左は「グリーンカレーつけ汁うどん」で、見た目通り本格的なグリーンカレーなんだけど、出汁が和風なのか、うどんの良く合う仕上がりでとても美味かった。右は「ピリ辛ナス汁うどん」だという名前だけど、バラ肉もたっぷり投入されていた。この組み合わせと見た目で、美味しくない訳が無いという感じだが、期待に違わない一品だった。つけ汁うどん系は、レギュラーメニューでもつけ麺風の「ピリ辛つけ汁うどん」が有って人気みたいだけど、まだ食べたことが無いので、その内食べてみようかな…。

 

やっぱり量がおかしいランチ油淋鶏定食@味の家

 うどん屋さんの書き込みが続いたので、久しぶりに春日部の中華料理店・味の家のランチメニューを。この日の週替わりランチ定食は油淋鶏・レバニラ・豚肉とキクラゲ炒めといったラインナップで、豚肉+キクラゲは割と最近食べていたので、レバニラより無難な油淋鶏をチョイスした。

 前に頼んだ唐揚げも爆量だったので、どんなのが出てくるかと戦々恐々としていたが、想像のさらに上をいくものが登場…。写真ではイマイチピンと来ないかもしれないが、とにかく皿がデカい上に、揚げた鶏肉を細切れにしたものが目一杯に、かつうず高く盛り付けられている。皿の下には生野菜が盛り付けられているので、嵩上げされてるのかと思いきや、実際にはそうでもなく、上の鶏を食べてもその下からまた鶏がこんにちはと言う状態。要するに、どう考えても一人前の定食の量じゃないという事。

 とりあえず生野菜は持ち帰りに適さないので、さっさと鶏の半分くらいを持ち帰りパックに詰めてしまう事に。その後、生野菜を箸休め的にしつつ、残りの半分くらいの鶏でキッチリお腹一杯になって、ごちそうさまでした。

 ついでに、最近このお店でランチして、上げてなかったメニューを2種類ほど。上は「豚肉と白菜とキクラゲ炒め」。なかなかこれだけキクラゲが入っている料理を見ることは無くて驚くが、この感覚は以前、「豚肉とシイタケ炒め」を頼んだ時にも感じたもの…。豚肉の量は控えめだが、むしろこの量のキクラゲの方がコスト掛かっているような気がしないでもない。

 下のメニューは「豚肉とキャベツと卵炒め」で、キャベツが細切りなので程よい存在感で、割と家庭的な雰囲気と味の一品。シメジ、キクラゲ、ニンジン、豆苗的なものも入っていて、卵入りの変わり五目野菜炒めと言っても良さそうなメニューだった。どちらのメニューも正規メニューには無く、有ってもなかなか積極的に頼みそうなものでもないので、こういうちょっと風変わりなメニューが日替わり・週替わりで出てくるのは楽しくてありがたい。