「和」なみぞれあんかけ餅天うどん と 「洋」なクリーム系うどん

 今週は久しぶりに、金曜の晩に幸手うどん屋・もりたさんへ。ちょうどメニュー更新の端境期に当たっているのか、限定メニューはちょっと少なめ。この日はかけ系のメニューを食べたい気分だったので、「しらす明太釜玉/冷玉うどん」はパスし、さりとて「もつ煮鍋焼きうどん」というほど寒くも無いしなぁ、という事で、割と長い間設定されてるけど、これまで食べそびれていた「みぞれあんかけ餅天うどん」を発注。

 結構時間が掛かって出てきたうどん(写真上側)は、相変わらず店内掲示メニュー(写真下側)よりも器一杯で、かなりボリューミー。器が違うので一概には言えないけど、とにかく大盛りにする必要を感じない量なのは間違いない。というか、本当にこっそり大盛りになっているのかも。

 肉や魚っ気が無いメニューなので物足りないかとも思ってたけど、おつゆが大根おろしのあんかけなので、想像以上に食べた感は有るしお腹に溜まる。あんかけで冷めにくいせいもあって、いつも以上に「食べても食べてもなかなか減らない」という感じだった。味としては純粋に「和」だけど、食べた感じはある意味「和風のポタージュ」みたいな印象でもあるメニューでした。

 おつゆに特徴が有るという事で、以前に注文していた、洋風なクリーム系うどんも2種類ほど紹介。写真左は秋のメニューだった「秋鮭ときのこの明太クリームうどん」で、味のタイプとしてはこのお店の看板メニューでもある、豆乳と明太子を使った「幸手うどん」の変化版みたいな感じ。鮭の天ぷらが結構大きくてボリュームが有るし、トッピングも秋らしく、サツマイモの細切りを挙げたものと、随分手の込んだ芸の細かいメニュー。

 写真右は、冬に時々出てくる「クラムチャウダー風うどん」。以前注文した時は、もっとクリームっぽい感じだった記憶が有るけど、今回はどちらかというとポタージュとかシチューっぽい感じかな…。粉チーズも掛かっていて、洋風というかパスタ寄りのメニューだった。とはいえ、どちらもちゃんとうどんと合うような味になっているのはさすがという感じ。

 

もつ料理で食事ができる「食堂 いしん」@杉戸/春日部境界

 久々に新らしい店を紹介…、と言っても開店したのは随分前だが、杉戸と春日部の境目付近の旧4号沿いに、かなり庶民的な佇まいで営業している「食堂 いしん」さん。その後Youtubeに紹介されたらしく、やたらと混んでいたので敬遠していたが、先日通りがかった時に珍しく空いていて、ようやく看板メニューの「もつ煮定食(800円)」を食べられたので、改めてご紹介。

 この「いしん」というお店は元々、春日部駅の近くで、もつ焼きやもつ煮、もつ鍋が人気の飲み屋さんをやっているので、もつ煮の味自体は間違い無し。ちょっととろみのついた汁たっぷりのもつ煮は、臭みも無く柔らくて美味しくいただける。そこまで味が濃くないので、具を中心にご飯を2/3くらい食べてから、汁にご飯を投入して最後まで堪能するのがお勧め。メチャクチャ量が多い訳では無いが、十分にボリューム感は有るし、このご時世で800円というのはかなりお得。

 どうせ汁をかけて食べるつもりなら、最初からもつ煮丼で良いじゃん、というのもあながち間違いじゃない。「もつ煮丼大(850円)」だとかなりボリューミーだし、丼だとご飯の具の間に煮込んだ厚揚げが仕込まれているので、味の変化という意味でも悪くない。ただ、このもつ煮の味付けだと、大盛りご飯には少し薄味な感じがするので、個人的には定食の方が好みかな…。あと、この時は生卵が付いたけど、ネットの写真等を見ていると、必ずしも生卵が付くという訳でもなさそう。

 土日限定で朝食時間帯から店を開けていて、その時だけ「朝定食(650円)」というメニューも有る。ミニもつ煮か焼豚目玉焼きを選べるが、ハムエッグのハムが焼豚になっている後者の方が朝食っぽいかな…。朝の時間帯じゃ忙しいだろうから、目玉焼きはまとめて作っておいても良いんじゃないかと感じるけど、ちゃんと毎回注文後に焼いているのはポイント高い。

 最近は卵が結構高いので、卵2つの目玉焼きだとちょっと贅沢な感じ。納豆も今どき珍しいくらい大粒のしっかりしたものだし、ご飯もお味噌汁もちゃんとしているので、コスパも悪くない。開店当初は平日も朝営業していたけど、今は土日祝だけになったので、それならミニもつ煮と焼豚目玉焼きの両方を付けたセットを設定すれば、もっと人気になりそうな気もする。

不定期に出現するミートソースうどん(+その他もろもろ)@自家製うどん もりた

 最近、確実に週一では出掛けているというか、金曜の晩御飯のデフォルトとなりつつある、幸手市の「自家製うどん もりた」さん。この日も店内に貼り出されている限定うどんをチェックすると、SNSには出ていなかった「炙りチーズチキンクリームうどん」が有ってかなり迷ったが、これまで何度か限定メニューで食べ逃していた「温玉&チーズ ミートソースうどん」の方をチョイス。これまで何度も「今度食べよう」と思っているうちに終売になってしまったので、今回は無くなる前に頼んだら、やっぱり木・金・土で売り切れてたみたい。

 うどんにミートソースと言うと、なんかキワモノっぽくも感じられるけど、どんな工夫が有るのか分からないが、良く馴染んでいてとても美味しい。しかも、みじん切りの色んな野菜がたっぷりで、思った以上に食べ応えが有るので、人気が有ってリピートメニューになるのも納得の一品だった。

 ただ、明らかにメニュー写真より全体量が多く見えるので、やっぱりサービスで、デフォルト大盛りになっているのかも…。なので、この写真と比べて「こんなに多くなかった」とかいうクレームはご容赦を。もし本当にこの量が普通盛だとすると、おそらく食べきれない人が出てくるだろうとは思う。

 その他、最近注文していたうどんの写真をいくつか。冬も近づいてきて、暖かいおつゆのうどんが美味しい季節なので2つほど。

 左は「濃厚味噌肉うどん」で、過去にも何度か出てたような…。見た目からも想像できる通り、濃厚味噌ラーメン風の一品。個人的には、濃厚過ぎるスープはラーメンに合わないと感じるので、味噌煮込みにも近いようなうどんの方が合うと思う。

 さらに右は、先週くらいに初めて出ていた「ガリバタ きのこあんかけうどん」。キノコのガリバタ炒めっぽいのかと思いきや、和風のあんかけうどんの上に、薬味的にガリバタが乗っていて、想像以上に相性の良い組み合わせなのはビックリ。キノコだけだとちょっと物足りないかと思ったが、鶏肉も入っているし、あんかけ出汁なのも有って、お腹一杯になるメニューだった。

 こちらはかなり前に食べていた、つけ汁うどん系の2品。左は「グリーンカレーつけ汁うどん」で、見た目通り本格的なグリーンカレーなんだけど、出汁が和風なのか、うどんの良く合う仕上がりでとても美味かった。右は「ピリ辛ナス汁うどん」だという名前だけど、バラ肉もたっぷり投入されていた。この組み合わせと見た目で、美味しくない訳が無いという感じだが、期待に違わない一品だった。つけ汁うどん系は、レギュラーメニューでもつけ麺風の「ピリ辛つけ汁うどん」が有って人気みたいだけど、まだ食べたことが無いので、その内食べてみようかな…。

 

やっぱり量がおかしいランチ油淋鶏定食@味の家

 うどん屋さんの書き込みが続いたので、久しぶりに春日部の中華料理店・味の家のランチメニューを。この日の週替わりランチ定食は油淋鶏・レバニラ・豚肉とキクラゲ炒めといったラインナップで、豚肉+キクラゲは割と最近食べていたので、レバニラより無難な油淋鶏をチョイスした。

 前に頼んだ唐揚げも爆量だったので、どんなのが出てくるかと戦々恐々としていたが、想像のさらに上をいくものが登場…。写真ではイマイチピンと来ないかもしれないが、とにかく皿がデカい上に、揚げた鶏肉を細切れにしたものが目一杯に、かつうず高く盛り付けられている。皿の下には生野菜が盛り付けられているので、嵩上げされてるのかと思いきや、実際にはそうでもなく、上の鶏を食べてもその下からまた鶏がこんにちはと言う状態。要するに、どう考えても一人前の定食の量じゃないという事。

 とりあえず生野菜は持ち帰りに適さないので、さっさと鶏の半分くらいを持ち帰りパックに詰めてしまう事に。その後、生野菜を箸休め的にしつつ、残りの半分くらいの鶏でキッチリお腹一杯になって、ごちそうさまでした。

 ついでに、最近このお店でランチして、上げてなかったメニューを2種類ほど。上は「豚肉と白菜とキクラゲ炒め」。なかなかこれだけキクラゲが入っている料理を見ることは無くて驚くが、この感覚は以前、「豚肉とシイタケ炒め」を頼んだ時にも感じたもの…。豚肉の量は控えめだが、むしろこの量のキクラゲの方がコスト掛かっているような気がしないでもない。

 下のメニューは「豚肉とキャベツと卵炒め」で、キャベツが細切りなので程よい存在感で、割と家庭的な雰囲気と味の一品。シメジ、キクラゲ、ニンジン、豆苗的なものも入っていて、卵入りの変わり五目野菜炒めと言っても良さそうなメニューだった。どちらのメニューも正規メニューには無く、有ってもなかなか積極的に頼みそうなものでもないので、こういうちょっと風変わりなメニューが日替わり・週替わりで出てくるのは楽しくてありがたい。

 

久しぶりに平日昼間の「自家製うどん もりた」さんでうどん定食

 幸手市の「自家製うどん もりた」さんの記事が続くけど、久しぶりの在宅勤務で、平日の昼食に訪れたので…。このお店では、平日の昼間限定で、シンプルなうどんとご飯もののセットの「うどん定食」というお得なメニューが設定されている。ちなみに、ご飯ものは日替わりで、うどんは「かけ(あつ/ひや/ひやあつ)」「ざる」「釜揚げ」「釜玉」「冷玉」の5種類から選べる。

 この日の定食のご飯は、「2種の鯛丼(鯛刺し、鯛漬け)」で、美味しいだけでなく、見た目にもなんとも華やか。しかも、ミニ丼とは言いながらしっかりした量だし、鯛のお刺身も6切れとなかなかの量。さらにそれだけじゃなく、締めのお茶漬け用に鯛出汁が付くという手の込んだ内容。それに合わせて、うどんの方は普段あまり食べない釜玉にしてみたが、もちろんこちらも間違いのない美味しさ。

 これだけ味・見た目・ボリュームの三拍子が揃って、値段が900円というのにもびっくりさせられる。いくらお得なランチとは言え、普通のお店なら1,200円とか1,500円とか取ってもおかしくない。なかなか平日のお昼には行けないし、タイミングによっては駐車場が空いてないことも多いのが難点だが、手軽にこのお店のうどんとお料理を楽しみたいなら、このうどん定食はかなりお勧め。

 

金曜は夜うどんの日 きのこ天おろしぶっかけうどん@自家製うどん もりた

 幸手市の「自家製うどん もりた」さんは駐車場が4台分しか無いので、混雑する週末にはちょっと行きにくい。月曜定休で、火・水・木は昼のみ営業なので、必然的に金曜夜に食べに行くことが多くなる。まあ、夜はお酒を飲む客も多いので、土・日でも駐車場はなんとかなることが多いけど、麺切れで閉店してしまう事も結構有る。

 この日から始まった限定メニューは、「餅チーズカレー鍋焼きうどん」「しっとりチャーシューうどん」「栃尾のきつね肉天ぷらうどん」といったラインナップだけど、この日は気温が高めで、お昼が肉メニューだったので、秋メニューで食べ逃してた「きのこ天おろしぶっかけうどん」を『ひや』で注文。

 このメニューに付く柑橘は、最初デコポンとヘベスだったみたいだけど、旬の物を使うのか、この日はスダチ(確か…)とシークワーサー(小さい方)だった。シークワーサーの実物を見たのは初めてだけど、こんなに小さいとは知らなかった…。こうやってうどんに生の柑橘が付いてくる時は、最初から絞って混ぜてしまうより、半分くらい食べた後に味変で絞って、あまり混ぜずに食べるのが好み。

 それはともかく、天ぷらがエノキ・マイタケ・シメジ・シイタケ・エリンギ・ナス・タケノコと7種類も付いて、しかも揚げたて。この内容とボリューム感で880円はかなりお得というか、ちょっと安過ぎて心配にすらなってくる。

 しかも、このお店はうどんもかなり多く、大盛りにしなくても相当お腹一杯になる。…と言うか、ひょっとしたら秘かにサービスで、並盛の値段で大盛りにしてくれてるんじゃないか、という気がしないでもない。

 

こっちも爆量 ランチ唐揚げ定食@春日部・味の家

 3連休中日、ちょっと遅めのお昼ご飯は野菜成分を補給しようかと、春日部にある中華料理屋さんの味の家へ。店内に入って今週のランチメニューを見ると、炒め物系は回鍋肉と豚肉モヤシ炒め…。悪くは無いが、今一つピンと来ないので、麺類の方に行こうかと思ったが、「そういえば、ここで唐揚げは食べたことが無かったな…」と気付いて、唐揚げ定食を頼んでみた。

 炒め物が2人分くらいなのは分かっていたが、唐揚げならそこまでじゃないかと思いつつ、出てきたものを見るとビックリというほどでは無いが、それなりのデカ盛りではある。かなり大き目の唐揚げが6個付いているが、一食のおかずとしては3個で十分なので、残りは持ち帰りにした。

 味の方も、下味がそれなりについていて、日本人にも食べやすい味で、割と悪くない。付け合わせの野菜も、炒め物ランチに付くサラダよりは多めになってる感じ。しかも、唐揚げと同じ更に盛ることを考えてなのか、普段の胡麻ドレッシングではなくてマヨが掛かっているが、エビマヨみたいな少し甘みを付けたものが掛かっていて、意外に芸が細かい。炒め物には付かないザーサイも付いていたので、割とバランスの良いメニューになっていたのにちょっと感心した。

 このお店、巷に乱立している台湾料理店と混同されがちだが、メニュー構成もちょっと違うし、店員さんも日本人じゃないながら、割とサービスも悪くないので、嘘っぽい台湾料理店よりはかなりお勧めです。