その昔、埼玉の東北道沿いから東名方面に抜けるには、首都高S1→C2→6号→C1→3号と都心を突っ切るしかなかった。その後C2の西側が3号につながって都心を通らなくてよくなった。さらにその後、圏央道が東名までつながり、金額や距離はともかく、運転は格段に楽になってます。
ただ、圏央道が便利になったことによって、八王子JCTと海老名JCTが渋滞しやすくなって、この2か所で圏央道本線側まで渋滞していると、かなりのタイムロスになります。また、東名の大井松田IC周辺が（特に上りは）とても渋滞しやすく、しかも事故が絡むとすぐに数十kmくらいつながります。新東名の残り区間が開通すればマシになるでしょうが、まだしばらく掛かりそう。
そんなわけで、特に海老名JCTと大井松田を回避するルートというのが重要になってきます。と言っても、これまで、中央道大月線と富士五湖道路で御殿場に出るくらいしかなかったのですが、これは結構料金が掛かる上に、御殿場アウトレット渋滞に巻き込まれることも有ります。もう一つ、河口湖から一般道を西に向かい、最終的に富士宮に至るコースも有りますが、これだと鳴沢までと富士宮市内が結構混むのがストレス。
そんな中、2021年に中部横断道の静岡～山梨区間が全通して、距離はともかく選択肢がさらに増える形になりました。渋滞発生時に素早く回避ルートを考えるには、料金も把握しておく必要が有るので、覚書として各ルートの料金をまとめてみました。どこからどこまで乗るのかは状況次第ですが、とりあえず関東側は幸手IC、静岡側は新東名の浜松浜北ICで算出。
圏央道→（新）東名の場合： 平日ETC2.0 7,410円，休日ETC2.0 6,520円
中央道・富士五湖道路経由： 平日ETC2.0 8,480円，休日ETC2.0 6,890円
中央道・中部横断道経由： 平日ETC2.0 7,790円，休日ETC2.0 6,400円
なかなか難解だけど、とりあえず富士五湖道路経由はあまり考えなくて良さそう。平日は普通に圏央道を東名まで走った方が良いが、休日は中部横断道経由の方が安いのは何故？
ただ、中部横断道は無料区間が有るのと、双葉JCTを経由すると遠回りなので、中央道の甲府南ICから横断道の六郷まで下道を走る手も有ります。その場合の料金は…
平日ETC2.0 4,110円＋2,670円＝6,780円，休日ETC2.0 3,830円＋1,870円＝5,700円
さらに悩ましい結果だけど、こうしてみると結構安いな…。というか、それだけ双葉JCT経由が遠回りという事か…。ちなみに、Googleマップで所要時間を取ると、六郷～甲府南は、高速でも下道でも30分くらいなので、この区間は積極的に下道を使っても良さそう。
