長時間通勤開始からそろそろ1ヶ月

 2月からほぼ2時間の長距離通勤が始まってほぼ1ヶ月が経過した。この生活に慣れて楽しくなるとか、体のリズムが整って楽になるとかいうことは金輪際無さそうだが、それはそれとして、概ね日々のルーチンは定まってきた。

 朝は5時~5時半に起床。これまでは6時前くらいに、目覚まし時計が鳴る前に目覚めていたのだが、現在は目覚ましで起こされることの方が多い。やはり、通勤によるダメージが体に溜まっているのだろう。寝ぼけを覚ますためシャワーを浴び、前日に用意しておいた朝食を取り、スーツに着替え、家を出るのは大体6時半過ぎ。時間的にはカツカツというわけではないが、精神的な余裕はあまり無い。

  6時50分頃の東武伊勢崎線の電車に乗り、北千住で常磐線に乗り換え。更に日暮里で山手線に乗り換えて、会社の最寄り駅に着くのが8時10分から30分位。会社は駅から5~10分なのですぐに着くが、何分長距離通勤で電車の遅延などを考えると、20分以上は余裕を見ざるを得ない。

 朝の常磐線京浜東北線はかなり混むが、山手線はそれほどでもない。どの路線も、前より1~2両目は比較的空いているので、大体この辺に乗る。この時間なら、東武線は急行でもなんとか座れる事が多いが、混んでいる日は空いている準急に乗ることもある。正直、この30分余が座れるかどうかは、体のダメージに大分影響する。この間はスマホをいじるか、電子ブックリーダーで本を読む。最近、無料の青空文庫吉川英治三国志が公開されたので、今はこれを読んでいる。

 仕事はほぼデスクワークなので、体力的には楽だが、これまでの技術開発と違い、気分転換が殆どできないのは結構こたえる。やっているのは営業&企画部署への技術教育とその資料作り、打ち合わせ参加などが中心で、正直あまり面白いものではないが、そこは給料をもらっているのでしようがない。

 昼休みは今のところ、会社周辺を散歩して気分転換をしている。昼食に関しては食堂がないので、弁当か外食になるが、どこも混んでいてゆっくり食事もできないので、結局昼食は食べずに、コンビニかどこかでパンなんかをちょっと買うだけで済ませている。もちろん、その分朝食はきっちり取っているし、夕食も早めに食べるようにはしている。ただそれはそれとして、都会のお店のランチメニューを眺めたり、ビルの前に売りに来る弁当屋などを冷やかしたりするのは、それなりに目新しくて面白い。もう少し季節が良くなれば、遠くまで足を伸ばしてみたいところだ。

 夕方は基本的にあまり残業せず、18時半から19時位には退社して、家に帰る途中で夕食を取る。会社付近にはあまり夕食を取るような店がないので、当初は乗り換えの北千住で、かつやとか大戸屋に寄ることが多かったが、そればかりだと飽きるので、最近は新橋で途中下車して食事を取ることが多い。別に他の駅でも構わないのだが、この駅だと常磐線直通の上野東京ラインの乗り換えられるのがメリットだ。駅自体がコンパクトで、外に出るのに歩く距離が短いのと、駅のすぐそばに、一人で安く食事ができる店が結構多いのもありがたい。ニュー新橋ビル、新橋駅前ビル辺りはだいたい把握したので、来月からは銀座ナイン辺りまで足を伸ばしてみようかと思ってる。

 夕食後、少し買い物ができれば途中で寄り道して、家に帰り着くのが21時半頃。Nack5おに魂を聞きながら、ネットをチェックしたり、一日の後処理をなんだかんだしてるとすぐ時間が過ぎる。なんとか6時間は睡眠時間を確保したいので、23時過ぎには極力就寝することにしている。

 こんな感じで、日々余暇に使う時間はほとんど無く、会社から帰ればほぼ寝るだけの平日が続く。不思議というべきかなんというか、平日の余裕が無くなると、土日に遊びに行こうという気も薄れてくる。それだけ年を取ったということかもしれない。4月以降は、趣味のトンボ撮影に出かけるだろうが、それはそれで体力がもつかどうかという、一抹の不安が無いでもない。