【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (8) オオモノサシトンボ

 オオモノサシトンボは生息地が非常に限られた珍しい種類ですが、見た目には普通のモノサシトンボとの差が少ないので、写真を撮る上ではあまり希少感は無い種類でもあります。アオイト・オオアオイトトンボとコバネアオイトトンボみたいな関係と言えるかもしれません。
 このトンボの生息地は、オオセスジイトトンボと被っていることが多いのですが、オオセスジよりはまだしも生息地が多いし、活動期間もこちらの方が長いようです。ベニイトトンボとも混生することが多く、時期的にもベニイトトンボと大体同じくらいのイメージです。

 ベニイトトンボと同じく、5月末にはすでに姿が見られましたが、まだ水面近くではあまり見られず、周辺の草むらの中に潜んでいる個体が中心でした。未成熟の♀個体は、こんな風に全体がオレンジ色っぽいのがオオモノサシトンボの特徴の一つです。

未成熟の♀はオレンジ色

【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (7) ベニイトトンボ

 2017年の振り返りも、春先のサナエ類・カワトンボ類が概ね片付いたので、続いて初夏のイトトンボ類へ入りますが、まずはベニイトトンボから。
 ベニイトトンボは、早い個体はGW頃から羽化し始めているようですが、イメージとしては初夏から真夏にかけて撮影するという感じです。どこでも見られるというわけではないですが、最近の環境保護活動などのせいか、意外にいろいろな場所でみられる種類ではあります。

 自宅付近にも生息地はいくつかありますが、個体数が多くて撮影しやすい場所ということで、近年メインで撮っている場所は千葉県の某沼。今年は5月末に出かけた時に、すでに成熟した個体が、水面周辺で見られました。

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【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (6) ミヤマカワトンボとニホンカワトンボ

 春先にメインで撮影しに行く、関東中北部の河川中流域や渓流ではサナエトンボ類の他に、大体どこに行ってもニホンカワトンボとミヤマカワトンボが見られます。最もポピュラーな種類ということで、どうしても撮影はお座なりになりがちですが、その2種の写真を集めてみました。
(なお、本稿ではニホンカワトンボとアサヒナカワトンボは区別せず、全てニホンカワトンボとして扱っていますので、ご了承ください)

 4月頃から、最も早い時期に撮影しに行く埼玉の比企地方では、ニホンカワトンボの方が先に姿を見掛けますが、ハッキリ色付いて、水場でテリトリーを張るのはミヤマカワトンボのほうが早いようです。この時期は新緑が綺麗で、水の流れも澄んで気持ちいいので、川筋を歩いて景色を眺めるだけでも十分楽しめますね。

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【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (5) ヒメサナエの羽化

 ヒメサナエは小型のサナエトンボで、成虫は河川の比較的上流側で見られますが、ヤゴは中・下流側に住んでいるそうです。経験的に、羽化は早朝ではなくお昼前後で、しかも集団的に行われるようなので、羽化姿を撮りやすい種類と言えます。
 今年は6月3日に、栃木方面で多数の個体が羽化している場面に出会えました。

【上 12:13】羽化のために、川岸の石の上に出てきて定着したヤゴを発見。まだ体全体が濡れています。
【下 12:20】徐々に体が乾いてきましたが、他の個体も見ていると、完全に乾くのを待って羽化するというわけではないようです。

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【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (4) ホンサナエ

 ホンサナエは、概ねアオサナエと同じような場所・時期に見られるサナエトンボの一種。ほっそりした体型が主体のサナエ類の中では、際立って太めのガッチリした体型が特徴ですが、色合い的には普通で、黄色と黒の虎柄なので、どちらかと言うとあまり熱心には狙わない種類です。今年は、早い時期の羽化や若い個体、それに♀の産卵個体が見られたので、例年とは違う写真を上げておきます。

  ホンサナエをよく撮影するのは県内の比企丘陵地域。5月中旬辺りには川筋に姿を見せ、♂が河原の岩石にペッタリと止まって、縄張りを張っています。低く平坦な場所に止まることが多いので、構図面で工夫がしにくい種類です。

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続・北千住~(東武)~押上~(都営地下鉄)~三田の料金

 以前の記事で、「押上駅東武伊勢崎線と都営浅草線を乗りついで三田まで乗った時に、ジョルダンの料金検索で、行きと帰りの金額が異なる」と書いたが、やっと実際に乗って比較できたので、結果報告。区間は「東武線・杉戸高野台~押上~都営浅草線・三田」です。

 結論から言うと、ジョルダンの料金表示が正しくて、

で、料金に差が出た。ちなみに、NAVITIMEでこの経路を検索すると、三田からでも853円と表示される。都営三田線で大手町まで行き、そこから半蔵門線に乗り換え、押上で降りずに直通で東武に入るルートなら、814円と表示される。

  で、それだけだと面白くないので、SUICAの利用明細を取ってみて眺めてみると、なかなか面白かった。それが今回の主題。

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【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (3) アオハダトンボ

 春のトンボ撮影で、アオサナエと共に色彩的な美しさで目を引くのがアオハダトンボです。この2種は発生時期・場所共に、私が出かける場所では被っているので、大体同時に両方を撮ることになります。ただ、アオサナエは岩や石が転がっている浅い水面や河原でテリトリーを張っているのに対して、アオハダトンボは同じ河原でも、ヨシや灌木が茂る辺りに多く姿を見せるので、うまい具合に棲み分けているみたいです。

 

  毎年、アオハダトンボを最初に見に行くのは、埼玉県内の比企丘陵地域で、5月上・中旬辺りから姿を見せ始めます。5月の間はまだ成熟しておらず、♂の翅の青藍色が見えにくいので、翅を開いた瞬間を狙う方が色が綺麗に出ます。

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