【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (9) グンバイトンボ

 グンバイトンボは、関東近辺での生息地がかなり少ないイトトンボ類です。さらに近年のゲリラ豪雨の影響で、川筋の生息地が流されたりすることも増えたので、なおさら見かけることが困難になりつつあります。
 2年ほど前から撮影しているのですが、アプローチしやすいポイントでは個体数が少ないので、来年は撮りに行こうかどうしようか、結構迷っています。ただ、このトンボの生息環境近辺は、撮影を抜きにしても色々と魅力があるのと、他にも様々な流水域のトンボが見られるので、そちらをメインに出かける事は有るだろうと思ってます。また、2年前の豪雨で流されてしまったというポイントで、少しずつ環境が復活しつつあるような雰囲気なので、それを見守っていこうかな、とも思ってます。

 関東近辺では、6月一杯くらいがこのトンボの活動期に当たるようです。今年は6月11日に、最初の♀個体が見られましたが、この日はこの1体だけしか確認できませんでした。グンバイトンボは、特に♀が普通のモノサシトンボとよく似ているのですが、よく見ると目盛模様が、下側に向かってやや後方に流れているところが違っています。また、後頭条が有るのもモノサシトンボとの識別点になります。

2年目の今季初確認

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  翌週は天気などの関係もあり出かけられなかったので、次の機会は2週間後。この時は活動も本格化して、多くの個体が確認でき、交尾姿も見られました。このトンボの特徴は何といっても、♂の後脚4本についている白い楕円形の構造なので、やはり♂個体を重点的に撮ることになります。

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 ♂個体の姿を、少し視点を下げてほぼ真横から。個々のグンバイの様子が良く分かります。また、目盛模様の後方への流れ方も、この角度で見るとよりハッキリ分かると思います。

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 このトンボの生殖活動は、私が見ている範囲では大体お昼ごろの時間帯が中心のようです。交尾のハートマークを定番の真横から。若干逆光気味だったので、白いグンバイは白飛びしてますが、交尾姿の全体像に広くピントが合って撮りやすいアングルです。

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 とは言え、交尾姿も真横からばかりだと面白くないので、何とか違う角度からも撮りたいところ。というわけで、やや斜め後ろ方向からの撮影です。この角度だと、全体にピントを合わせるのは無理なので、♂♀双方の頭にピントが来るよう、2点を結ぶ中点からの垂線上にカメラを持っていくように意識して、細かく調整しながら撮影しました。

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 昨年は、交尾後の産卵姿も撮影できたのですが、今年は撮影可能な場所で産卵する、サービスの良いペアがいなかったので撮影できませんでした。一応、交尾後に縦連結状態になったペアまでは確認できたのですが、この後立ち入れない場所まで飛んで行ってしまいました。この辺りは自然の生き物相手なので仕方ないですね…