【GANREF転載】'17シーズン トンボ撮影振り返り (2) アオサナエ

 春のトンボ撮影は、河川中流域でのサナエ類&カワトンボ類の撮影がメイン。そんなトンボ達の中で、まずはサナエ類の中でも際立って色鮮やかで、かつ比較的長い時期姿を見せてくれるアオサナエの写真をまとめました。

 

  アオサナエは、水のきれいな河川の中流域に多く生息していて、河原や流れの中に突き出した石や岩の上にぺったり止まってテリトリーを張ります。頭部や胸部の模様が原色系の緑色で、前方上側からこの色を撮るのが定番のアングルかな、と思ってます

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 複眼もきれいな緑色のアオサナエですが、角度によっては偽瞳孔がかなり大きくクッキリと見えるのも特徴の一つでしょうか。こうして大きな偽瞳孔を見ると、寄り目のユーモラスな表情にも見えてきます。

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 基本的に石や岩の上に止まることが多い種類なので、背景やアングルが似たり寄ったりになりがちですが、たまに流れの中に引っかかった流木の枝に止まって縄張りを主張する個体が居ます。そういう個体を見つけると優先的に狙おうとするのですが、比較的敏感で逃げられやすいので、望遠レンズで狙うのが楽な種類ですね。

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 流木の枝に止まってオベリスク姿勢を取るアオサナエ。今年は春先が比較的天気がよく、厚い日が多かったので、こんな個体も多く見られました。ただ、正面側の低いアングルから接近を許してくれる個体は、結構珍しい存在です。

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 アオサナエは比較的敏感な種類なので、マクロレンズで正面顔をアップにするチャンスは少ない種類です。それでも、河原側からではなく川の中の方から近付いていくと、比較的接近を許してくれるような気がします。今年はこれまでの長靴に変えて、ヒップウェーダーを新調したので、河川での行動域が広がり、正面顔を撮影するチャンスが増えました。

鼻デカ写真風アオサナエ

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 川の中側から近寄って、アップで写した写真をもう一枚。正面から撮ると、タレ目っぽい複眼の形と大きく盛り上がった緑色の鼻面がユーモラスなのですが、こんな風に真上から撮ると印象が変わって、いかにも昆虫っぽいというか、ちょっと宇宙生物っぽくも見えてくる雰囲気になります。

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 アオサナエは居るところには沢山居る普通種だと思うのですが、その生息地自体が限定的で、東日本では生息地が減少しているそうです。埼玉近辺だと、比企丘陵地域や栃木市方面に少し車を飛ばせば、まだ色んな場所で見られるので、今後も生息地が変わらずに残っていってほしいものです。