南青山の児童相談所問題

 表参道駅の近くに児童相談所を作ることを発表したら、南青山のブランド価値が下がると住民が反対している、という事が話題になっていますねぇ。都心の駅の近くなんて、そんな施設が一つあったところで影響なんか極小だろうし、その議論自体がブランド価値を下げているだろうし、まあ色々ツッコミどころ満載な話題ですが、別な観点で一つ思う所が。

 上記の主張の中で、「南青山は高級ブランドが集まっていて~」と、(勝手に)取り上げられてるようですが、こんなのは当のブランドにとってみれば迷惑極まりないでしょうねぇ。最近は、「企業の社会的責任」ってのが重要視されていて、自分たちが社会差別的な言動をすることはもちろん、それに与するような振る舞いをも問題視されるのが当たり前の時代です。ブランドショップが児童相談所建設排除の原因になっているかのような意見は、本来なら明確に否定・非難しないと炎上の素にもなりかねません。

 かと言って、南青山の住人が顧客の一人である可能性も高いので、一概に非難のコメントを出すってのも難しいんでしょうね。でも、こういう時にビシッと行動することが、本当のブランド価値を育んでいくものだというのは、理想論に過ぎるのでしょうか?

品川新駅 ⇒ 「高輪ゲートウェイ」?

 田町と品川に設置される予定のJR新駅の名称が、「高輪ゲートウェイ」に決まったそうですね。昨年まで約1年、埼玉の片田舎から田町駅に通勤していたので、それなりに注目していたのですが、報道を見た瞬間は、「ええっ⁉」と目が点になりました。

 地名から見れば、「高輪」「芝浦」「港南」辺りが妥当だと思うのですが、色々駆け引きも有りそうなので、ちと長いけど「高輪芝浦」「芝浦港南」辺りも有りかな、と考えていました。ところが、結果ははるか斜め上の名称に…。個人的には、山手線には伝統的な名称の方が似合うと思うし、高輪はもうちょっと内陸側の印象なので、「芝浦」か「港南」絡みの名称が妥当じゃないかと思います。

 でもまあ、こんな風に駅名選びが混迷化する原因の一つには、そもそも品川駅に問題があるという気がします。本来なら「北品川」「新品川」辺りが分かりやすいと思うんですが、「品川駅が品川には無い」おかげで、既に北品川駅が品川の南に有る上に、今更より品川から離れた場所で「品川」は名乗れないでしょう。さらに、品川駅に「高輪口」「港南口」という出入り口があるために、それと紛らわしい名称も使いづらいという配慮もありそうです。それもこれも、元凶は品川駅に有ると言っても、あながち間違いではないでしょう。

DC-G9の充電池の代用品として、PENTAXの充電池を試してみた

 Lumix一眼シリーズの内、動画向けハイエンドのGHシリーズで採用されている充電池(DMW-BLF19)は、PENTAXの上位モデルK-1, K-3, K-5などの充電池(D-LI90, D-LI90P)と、ほぼ同等品だというのは割と良く知られたところ。そして、DMW-BLF19は、この度購入したDC-G9にも採用されている。

 ただ、電池下面の切り欠きに多少違いが有って、D-LI90,Pの方は一部を削り落とさないとLumixの本体に挿入できないということで、そのまま使える訳ではない。また、電池の製造年代か何かの要因で、Lumixには使えないことが有る、という情報を見たような見ないような… という訳で、以下の内容を皆さんが検証する場合は、あくまで自己責任でどうぞ。

 ウチには元々、PENTAXのK-5, K-3が有って、それぞれの充電池としてD-LI90Pが2本ある。そこで、そのうちの古い方(K-5に付属していた方)の突起を削って、DC-G9で使えるか試してみた。電池の製造年代は2011年9月のもの。突起はカッターや果物ナイフとペンチを使って、ちょっと手間はかかったが削ることはできた。削り跡が尖っているとケガをしたり、電池が本体から出さなくなったりして困りそうなので、一応爪切りのヤスリで端面を整えておいた。

 で、肝心の使えるかどうかだが、問題無く電源は入り、普通にシャッターを切ることができた。DMW-BLF19と同じくらい持つかどうかは分からないが、予備電池として持っておく分には大きな問題は無いだろう。ミラーレス機の宿命的な欠点の一つが電池持ちの悪さで、予備電池をどう手配しようか考えていたのだが、当面購入しないで済みそうだ。

【GANREF転載】LUMIX G9がやってきた&E-M1旧とのざっくり比較

 2018年のトンボシーズン開幕も近づいてくる中、「今年は2シーズンぶりにカメラを更新しようか」と、昨年末から考えて来ました。レンズ資産から、機種はPENTAXかμ4/3ですが、昨年からメインはμ4/3に切り替えているので、オリンパスのE-M1 MarkIIとパナソニックのDC-G9で悩んだ末、最終的にDC-G9を選択しました。旧型のE-M1を使っていたので、通常ならE-M1IIを買う所ですが、あえてG9を選択した理由と、ざっくり弄ってみて感じたことなどを。

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久しぶりのデジカメ更新

 ここ2年程、オリンパスのE-M1をメインに、ペンタックのK-3をサブとしてトンボを撮ってきました。その後、ペンタックスの方はめぼしい新型が出ませんでしたが、オリンパスの方は満を持した形で、昨年E-M1 MarkIIを発売。昨シーズンはそれを横目で見ながら、機材更新のタイミングを計っていましたが、今年の撮影シーズンが近づいたこの時期、やっと新しい機種を入手しました。

 と言っても、実際に買ったのはE-M1IIではなく、パナソニックのDC-G9 PROです。E-M1IIはスチル撮影機としての機能的には申し分ないのですが、オリンパス特有のインターフェースの癖が旧機種と大差なく、釈然としないところでした。そんな中、動画機中心の展開だったパナソニックから、降って湧いたように投入されたスチル特化機のG9は、これまでパナソニックを敬遠していた層にも衝撃を与えるものでした。E-M1IIにはなかったレンズキットが設定されたこともあって、かなり高価で躊躇はしたものの、ついに購入に至りました。

 まだ本格的には撮れていませんが、ざっと弄った感じでは、E-M1IIよりも普通の一眼レフ機に近い操作性で、結構使いやすい感じです。今シーズンはこの機種をがんばって使いこなして行かなくては…

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続・北千住~(東武)~押上~(都営地下鉄)~三田の料金

 以前の記事で、「押上駅東武伊勢崎線と都営浅草線を乗りついで三田まで乗った時に、ジョルダンの料金検索で、行きと帰りの金額が異なる」と書いたが、やっと実際に乗って比較できたので、結果報告。区間は「東武線・杉戸高野台~押上~都営浅草線・三田」です。

 結論から言うと、ジョルダンの料金表示が正しくて、

で、料金に差が出た。ちなみに、NAVITIMEでこの経路を検索すると、三田からでも853円と表示される。都営三田線で大手町まで行き、そこから半蔵門線に乗り換え、押上で降りずに直通で東武に入るルートなら、814円と表示される。

  で、それだけだと面白くないので、SUICAの利用明細を取ってみて眺めてみると、なかなか面白かった。それが今回の主題。

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北千住~(東武)~押上~(都営地下鉄)~三田の料金

 半年ほど東京都内に通勤していた時に、都内での乗り継ぎに関する料金で気づいたちょっと変な点のご紹介。
 自宅の最寄り駅は東武伊勢崎線日光線の方面で、会社の最寄り駅はJR田町駅都営地下鉄三田駅になる。毎日通勤していた時は、定期が一番安価で本数も多い、「東武線で北千住まで⇒JR常磐線で日暮里まで⇒JR山手線で田町まで」という経路で通勤していた。それに対し今では、週1~2回程度の都内通勤になり、定期を買わなくなったので、他の経路も使ってみるようになった。他の経路も含めて、一般的に考えられるのは、次の3つじゃないかと思う。

  1. 東武線で北千住まで⇒JR常磐線で日暮里まで⇒JR山手線で田町まで
  2. 東武線で浅草まで⇒都営浅草線で三田まで
  3. 東武線で押上まで⇒都営浅草線で三田まで

2の経路は一番安上がりだが、浅草での乗り換えが地上経由で距離が長いのと、大概曳舟での乗り換えが必要になるので、あまり使うことはない。一方、3の経路は乗り換えが1回だけで済んで楽だけど、少し遠回りで料金も一番高いのが少々ネックになる。ということで、総合的に一番良いのは1の経路だと思っていた。

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